職業訓練校でプログラミングを学ぶメリット・デメリット|実際に講師をして感じたこと

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僕は職業訓練校でプログラミングの講師をしてたのですが、やっぱり職業訓練校も良いことばかりじゃありません。

なので今回は僕自身の経験をもとに、職業訓練校でプログラミングを学ぶメリット・デメリットを話してみます。

職業訓練校でプログラミングを学ぶメリット

いろんな人がいる(いい意味で)

学生時代は、周りは同世代ばかりで、趣味や考え方が近い人ほど周りにいたと思います。でも、職業訓練校には、20代から60代の人まで本当にいろんな人が生徒として通っています。

僕が教えていた生徒にも
「ラブホテル経営してました。」
「全国いろんなところを転勤していました。」
「バツイチです・・・」
という感じで、いろんな人がいました。

今まで自分の周りにはいなかったタイプの人と接することは、すごい刺激やエネルギーをもらえるチャンスです。なので、こういう出会いも大事にしてほしいです。

僕自身も講師としていろんな人と接することができて、すごい刺激やパワーをもらえて楽しかったです。

 

運が良ければ少人数

生徒の募集人数に対して、ある程度の応募があれば開講されます。(あまりに応募が少ないと開講されません)

なので、ギリギリ開講できる人数の応募だったら、講師にバンバン質問したり、直接指導してもらえます。

また、現役プログラマーやシステムエンジニアの人が講師だった時は、実際の仕事内容やオモシロイ話(キツイ話も・・・)聞けるチャンスです。

 

お金をもらいながら学べる

これば一般的な職業訓練校のメリットだと思います。

通っている間、失業手当がもらえるので、とりあえずは生活費を心配しないで、勉強に集中できます。

 

費用がほとんどかからない

職業訓練校なので、無料で受講できます。

必要なのは講義で使う教科書代だけです。受講期間や教科書にもよりますが、だいたい1万円前後です。

 

職業訓練校でプログラミングを学ぶデメリット

 

いろんな人がいる(悪い意味で)

通っていればお金をもらえるので、プログラミングに興味がない人も受講生にはいます。

「なんでプログラムに興味ないのにいるの?」と思うかもしれませんが、理由はシンプルです。「座っていればお金をもらえるから、ヘタなバイトするよりもラク」という考えで受講する生徒がいます。

そういう人がいると、やっぱり他の人のやる気を削いでました。

僕の場合は講師ですが、放置するわけにはいかないので、基礎から説明してどうにかやる気を出してもらおうとしたのですが、結局は授業のペースを落としてしまうだけになってしまいました・・・

 

講師のレベルがピンキリ

講師をしていた僕が言うのもなんですが、本当に講師によって能力や熱意が全然違います。

バリバリ現役で熱意のあるプログラマー(←僕もそのつもりだけど・・・)もいれば、定年退職後の小遣い稼ぎで講師をしている人もいます。

これは受講してみないとわからないので、運任せになっちゃうと思います。

民間のプログラミング学校の方が、お金(講義代)を取るので、講師の質はやっぱり高いと思います。

 

職員の仕事への情熱不足

職業訓練校は、やはり税金からお金がでていることもあり、少しお役所的な雰囲気を感じました。

極端に言ってしまえば、「生徒から要望や不満があっても、訓練期間(だいたい4カ月)をやりすごせばいい」という考え方です。

なので、生徒からすると、職員の仕事に対する取り組み(転職先企業のピックアップや紹介)が、かなり物足りないと感じると思います。

転職先については、職業訓練校に通っていても、自分で転職サイトやエージェントに登録して自分から活動した方がいいです。

個人的な考えですが

僕自身は普段フリーランスのシステムエンジニアとして働いています。
仕事も「このプログラムを完成させたら10万円」など、時間ベースではなく完成・納品ベースです。

なので、「なにがなんでもやり遂げる」という考え方で働いているので、

この「数か月やりすごす」という考え方は、僕は正直キライです。

 

でも、今後IT業界で働こうと思っている人は、この「なにがなんでもやり遂げる」という考え方が大事です。ちょっとキビシイ言い方かもしれないですが・・・

言語やコース少ない

プログラミングのコース自体少ないので、言語や期間を選べません。

よっぽど運が良くないと、会社を辞めたタイミングですぐに通えるプログラミングのコースはないと思っていた方がいいです。

まとめ

お金や期間の面でも、「ちょっとプログラムに触れてみたい」、「あまりお金をかけたくない」人には職業訓練校はおすすめと言えます。

でも逆に、「卒業後にプログラマーとして働きたい」「ガッツリ学びたい」人には、正直なところ期間や時間が足りないです。なのでそういう人は、講師を直接捕まえてガンガン質問攻め、マンツーマン指導してもらって足りない分を補いましょう。

実際に生徒に教えた感想

僕の生徒でも「もっと学びたい、いろいろ教えてくれ」という人には、カリキュラムにはないのですが、SQL(データベースで使う言語)や開発テクニックも教えました。

 

それでも「もっと時間があれば、そこらでダラダラ働いているプログラマーよりも、全然上のプログラマーに成長させてあげる事ができたのになぁ・・・」と、少し残念に思っています。

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