未経験でプログラマーやシステムエンジニアへの転職が決まっても、いざ働きはじめることを考えると
- 「どうやったらうまくいくだろう・・・」
- 「新しい職場で失敗したくない・・・」
と不安な気持ちなると思います。
特にまったく違う業種からの転職の場合、どんなふうに仕事に取り組んだらいいかもわからないと思います。
IT業界への転職したら特に最初のうちは意識してほしい、「心構え」や「仕事への取り組み方」など大事なことをまとめています。転職後を楽しく・成功させるために、少しでも役立ててください。
チームのカラーに合わせる
チーム(働く場所)ごとに、書類やプログラムの書き方、仕事のやり方などで独自のカラー(ルール)があります。
最初は意味がよくわからなくても、チームのカラーにあわせて取り組んでください。
なぜかというと、みんなが同じ書き方をすることで、プログラムのメンテ性や、書類の読みやすさが向上するからです。
また、最初のうちは自分では気付けないだけで、ルールに大事な理由があったりするので、仕事のルールを勝手に変えるのは危険です。
「その仕事のやり方はダメじゃないですか?」と言いたくなりますが、最初は素直に職場の方法にあわせましょう。最初から文句を言うと、「コイツうるせーな」と思われて、一発でアウトです。
バカのふりをする
転職後は「少しでもいいところを見せたい」「早く認められたい」と、見栄を張ってしまいます。でも、これがあなたを苦しめる大きな原因になります。
IT業界で働いている人は、想像以上にスペシャリストな人がたくさんいます。
また、それなりのポジションにいる人は、知識量以上に地頭がよく、頭の回転が速い人が多いです。(こういう人と仕事をすると、話のテンポが速くてシビレます。時々ついていけない事もありますが・・・)
なので、「私バカなんで、教えてもらえませんか?」と、最初から素直に頭を下げてしまいましょう。それが仕事以外でも、物事をスムーズに進めるテクニックです。
バカなふりをして、上司や先輩に「お前バカやなぁ、教えてやるよ」と思ってもらえれば大成功です。
若い人ほど、この「バカのふりをする」のはプライドが邪魔をして難しいかもしれません。でも、プライドなんかよりも、転職を成功させるという目的を大事にしてださい。
わからない事は自分で調べる
全部わかってる状態で、プログラマーやシステムエンジニアの仕事が進むことはないです。
常に調べながら仕事を進めていくのが基本です。マニュアルなど整備され、機械的な仕事をしていた人にとっては、最初うちは気持ち悪く感じるかもしれません。
でも、技術的な面だけでなく、業務的な面(法律や税金の計算など)もわからないことは調べる必要があります。
なので、少しでも早く答えを見つけるために、Googleやヤフーの基本的な検索テクニックは早めに身に付けておきましょう。
わからない事は得意な人に質問する
「自分で調べろ」と言いましたが、だからと言って何時間もかけて調べるのはNGです。(調べている間も給料は発生しているので・・・)
その場合は誰かに質問するのですが、ここで大事なのは「得意な人」に質問することです。
なぜかと言うと、多くの人は自分の得意なことや、好きなことを質問された場合は、喜んで親切に説明してくれます。
でも逆に、自分が詳しくない事を質問されると「バカにしてるの?」「なんで俺にきくんだよ!」と不愉快になります。
そうは言っても、転職後はまわりの人のことが良くわからない状況だと思います。ざっくりでもいいので早めに、誰が何に詳しいかまわりをよく観察しておきましょう。
やばい時は早めの連絡・相談
最初のうちはわからないことが多くて、仕事が期限以内に終わるか判断ができないと思います。でも、少しでも間に合わない、できないと思ったら早めに相談しましょう。
先輩やチームのリーダーも、早めに相談されればフォローや仕事の入れ換えなどの対応ができます。
でも、納期直前で言われると手の打ちようがなくなります。
また、あなた自身も早めに連絡・相談ができないとドンドン言いづらくなります。
言えないままギリギリまで来てしまった時の、精神的な苦しさはたまりません。(僕も経験があります。早く言わないといけないとわかっていたのに、ズルズルと・・・)
なので、仕事のためだけでなく自分の身を守るためにも、早めの連絡・相談を心がけてください。
まとめ
技術的なことではなく、取り組み方や精神的なことをまとめましたが、これが1番大事です。
新しい職場の人も、未経験者に技術は求めていません。それよりも、取り組み方や情熱の方が大事です。
でも、情熱があっても空回りしたら台無しです。なので、新しい職場で働きはじめたら、ここに書いていることを少しでもいいので思い出してください。そして新しい職場での成功に役立ててください。