VBAのプログラムから、強制的にエラーを発生させたい場合は、Err.Raiseを使います。
実際には発生していないエラーを、エラー番号を指定して発生させることができます。また、使用されていないエラー番号を使い、エラー内容を独自に設定することもできます。
エラー番号を指定する場合
Err.Raiseを実行する時、名前付き引数Numberでエラー番号を指定します。
コード
1 2 3 4 |
'エラー番号6で、エラーを発生させる Err.Raise Number:=6 |
解説
実行すると、次のように「エラー番号:6、エラー内容:オーバーフローしました」とエラーが発生します。
エラー内容を独自に設定する場合
Err.Raiseを実行する時、名前付き引数Numberでエラー番号、Descriptionでエラー内容を指定します。
POINT
独自のエラーを発生・設定させたい場合は、エラー番号には513~65535の値を使用した方が無難です。512までの番号はシステムエラーで使用されているからです。
コード
1 2 3 4 |
'エラー番号700で、独自のエラーを発生させる Err.Raise Number:=700, Description:="○○○エラーが発生!" |
解説
実行すると、次のように独自のエラーが発生します。