セルの色や背景色、太字など書式すべてをクリアする時は、ClearFormatsメソッドを使います。
セル(1セル、複数セル、全てのセル)の書式をクリアする
1セルの時
Range(“セル番地”).ClearFormats
Cells(行番号,列番号).ClearFormats
1つのセルの書式をクリアする時は、対象セルの指定を「Rangeのセル番地」か「Cellsの行番号・列番号」でします。
Rangeのセル番地は、ダブルクォーテーションで囲みます。
コード
A1セルの書式をクリアします。
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'Rangeによる対象セルの指定---------- 'A1セルの書式をクリア Range("A1").ClearFormats 'Cellsによる対象セルの指定---------- 'A1セルの書式をクリア Cells(1, 1).ClearFormats |
複数セルの時
Range(“左上セル番地:右下セル番地”).ClearFormats
複数セルの背景色をまとめてクリアをする時は、Rangeで対象範囲の左上のセル番地と右下のセル番地を:でつないで指定します。
指定したセル番地全体をダブルクォーテーションで囲みます。
コード
A1~E2のセルすべての書式をクリアします。
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'A1~E2のセルの書式をクリア Range("A1:E2").ClearFormats |
全てのセル(シート全体)の時
Cells.ClearFormats
全てのセルの背景色をまとめてクリアをする時は、Cellsで指定します。
Cellsは引数指定なしにすれば、すべてのセルを操作できます。
逆に引数指定してCells(1,1)とすると、A1セルのみを操作できます。
コード
全てのセルの書式をクリアします。
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'全てのセルの書式をクリア Cells.ClearFormats |
行(1行、複数行)の書式をクリアする
1行の時
Rows(行番号).ClearFormats
1行の書式をクリアする時は、Rowsの行番号で対象行を指定します。
1行だけの時は、行番号をダブルクォーテーションで囲まなくてOKです。
コード
1行目の書式をクリアします。
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'1行目の書式をクリア Rows(1).ClearFormats |
複数行の時
Rows(“開始行番号:終了行番号”).ClearFormats
複数行の背景色をまとめてクリアをする時は、Rowsで対象範囲の開始行番号(1番上)と終了行番号(1番下)を:でつないで指定します。
1行を指定する時と違い、複数行指定する時は行番号全体をダブルクォーテーションで囲みます。
コード
1行目~5行目のセルすべての書式をクリアします。
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'1行目~5行目の書式をクリア Rows("1:5").ClearFormats |
列(1列、複数列)の書式をクリアする
1列の時
Columns(“列記号”).ClearFormats
1列の書式をクリアする時は、Columnsの列記号(Aから始まる記号)で対象列を指定します。
この時、列記号をダブルクォーテーションで囲みます。
行と同じように、列番号(1からの始まる数値)でも列の指定はできます。この時は数値なので、ダブルクォーテーションで囲みません。
コード
1列目の書式をクリアします。
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'列記号で列指定-------------------- '1列目の書式をクリア Columns("A").ClearFormats '列番号で列指定-------------------- '1列目の書式をクリア Columns(1).ClearFormats |
複数列の時
Columns(“開始列記号:終了列記号”).ClearFormats
複数列の背景色をまとめてクリアをする時は、Columnsで対象範囲の開始列記号(1番左)と終了列記号(1番右)を:でつないで指定します。
列記号全体をダブルクォーテーションで囲みます。
1列の時は数値でも指定できたけど、複数列を数値でするとエラーになります。
NG例) Columns(“1:5”).ClearFormats
コード
1列目~5列目のセルすべての書式をクリアします。
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'1列目~5列目の書式をクリア Columns("A:E").ClearFormats |