エクセルでは、文字列の中に、ある特定の文字列が含まれているか調べる関数が2つあります。
=FIND(検索文字列,対象[,開始位置])
=SEARCH(検索文字列,対象[,開始位置])
どちらの関数も、検索文字列が対象文字列の中で、何文字目にあるかを調べてその場所を返します。また、引数の指定方法も同じです。
引数の説明
検索文字列 | 文字列から探し出す文字列 |
---|---|
対象 | 検索の対象となる文字列 |
開始位置 | (省略可)検索を開始する文字の位置 |
使用例
検索文字列A3「別府」を、対象B3「大分県別府市」から探しています。
どちらも同じ結果となっていることがわかると思います。
FIND関数とSEARCH関数の違い
主な違いは以下の2つです。
FIND関数 | SEARCH関数 |
---|---|
大文字と小文字を区別する | 大文字と小文字を区別しない |
ワイルドカードを使えない | ワイルドカードを使える |
実際に大文字と小文字の検索を比較すると
アルファベットの文字列abcdABCDから、小文字aを探す場合と、大文字Aを探す場合で比較しています。FINDとSEARCHで結果が異なることがわかると思います。
そのため、日本語を検索する場合は特に気にしなくてよいですが、アルファベットを検索する場合は注意が必要です。