背景色をクリアする(塗りつぶしなしにする)時は、Interior.ColorIndexプロパティにxlNoneを設定します。
Interior.ColorにRGB(255, 255, 255)を設定する方法は、背景色に白を設定することになるので、塗りつぶしなしとは違います。
それにセル周りの線も消えてしまいます。
背景色を設定する場合は、【VBA】背景色を変更する(セル、行、列指定)を参考にしてください。
セル(1セル、複数セル、全てのセル)の背景色をクリアする
1セルの時
Range(“セル番地”).Interior.ColorIndex = xlNone
Cells(行番号,列番号).Interior.Color = xlNone
1つのセルの背景色をクリアする時は、対象セルの指定を「Rangeのセル番地」か「Cellsの行番号・列番号」でします。
Rangeのセル番地は、ダブルクォーテーションで囲みます。
コード
A1セルの背景色をクリアします。
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'Rangeによる対象セルの指定---------- 'A1セルの背景色をクリア Range("A1").Interior.ColorIndex = xlNone 'Cellsによる対象セルの指定---------- 'A1セルの背景色をクリア Cells(1, 1).Interior.ColorIndex = xlNone |
複数セルの時
Range(“左上セル番地:右下セル番地”).Interior.ColorIndex = xlNone
複数セルの背景色をまとめてクリアをする時は、Rangeで対象範囲の左上のセル番地と右下のセル番地を:でつないで指定します。
指定したセル番地全体をダブルクォーテーションで囲みます。
コード
A1~E2のセルすべての背景色をクリアします。
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'A1~E2のセルの背景色をクリア Range("A1:E2").Interior.ColorIndex = xlNone |
全てのセル(シート全体)の時
Cells.Interior.ColorIndex = xlNone
全てのセルの背景色をまとめてクリアをする時は、Cellsで指定します。
Cellsは引数指定なしにすれば、すべてのセルを操作できます。
逆に引数指定してCells(1,1)とすると、A1セルのみを操作できます。
コード
全てのセルの背景色をクリアします。
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'全てのセルの背景色をクリア Cells.Interior.ColorIndex = xlNone |
行(1行、複数行)の背景色をクリアする
1行の時
Rows(行番号).Interior.ColorIndex = xlNone
1行の背景色をクリアする時は、Rowsの行番号で対象行を指定します。
1行だけの時は、行番号をダブルクォーテーションで囲まなくてOKです。
コード
1行目の背景色をクリアします。
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'1行目の背景色をクリア Rows(1).Interior.ColorIndex = xlNone |
複数行の時
Rows(“開始行番号:終了行番号”).Interior.ColorIndex = xlNone
複数行の背景色をまとめてクリアをする時は、Rowsで対象範囲の開始行番号(1番上)と終了行番号(1番下)を:でつないで指定します。
1行を指定する時と違い、複数行指定する時は行番号全体をダブルクォーテーションで囲みます。
コード
1行目~5行目のセルすべての背景色をクリアします。
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'1行目~5行目の背景色をクリア Rows("1:5").Interior.ColorIndex = xlNone |
列(1列、複数列)の背景色をクリアする
1列の時
Columns(“列記号”).Interior.ColorIndex = xlNone
1列の背景色をクリアする時は、Columnsの列記号(Aから始まる記号)で対象列を指定します。
この時、列記号をダブルクォーテーションで囲みます。
行と同じように、列番号(1からの始まる数値)でも列の指定はできます。この時は数値なので、ダブルクォーテーションで囲みません。
コード
1列目の背景色をクリアします。
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'列記号で列指定-------------------- '1列目の背景色をクリア Columns("A").Interior.ColorIndex = xlNone '列番号で列指定-------------------- '1列目の背景色をクリア Columns(1).Interior.ColorIndex = xlNone |
複数列の時
Columns(“開始列記号:終了列記号”).Interior.ColorIndex = xlNone
複数列の背景色をまとめてクリアをする時は、Columnsで対象範囲の開始列記号(1番左)と終了列記号(1番右)を:でつないで指定します。
列記号全体をダブルクォーテーションで囲みます。
1列の時は数値でも指定できたけど、複数列を数値でするとエラーになります。
NG例) Columns(“1:5”).Interior.ColorIndex = xlNone
コード
1列目~5列目のセルすべての背景色をクリアします。
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'1列目~5列目の背景色をクリア Columns("A:E").Interior.ColorIndex = xlNone |
背景色を設定する場合や、背景色の一覧は次の記事を参考にしてください。
【VBA】背景色を変更する(セル、行、列指定)
VBAカラー一覧(組み込み定数、RGB値、16進数)｜色見本あり
