フォントや色以外にも、下線や太字などもVBAで設定できます。
フォントの設定
1 2 3 4 |
'フォントの設定 Range("A1").Font.Name = "MS P明朝" |
Font.Nameプロパティに、フォント名を設定します。
フォント名は、ダブルクォーテーションで囲みます。
フォント名を手入力すると、半角スペースが全角スペースになったりなど入力ミスが起こり、フォントが正しく設定されません。
そのため、ホームタブにある書式一覧からフォントを選び、表示されたフォント名をコピーし、VBAのプログラムに貼り付けましょう。
フォントサイズの設定
1 2 3 4 |
'フォントサイズの設定 Range("A1").Font.Size = 20 |
Font.Sizeプロパティに、数値で指定します。
数値なので、ダブルクォーテーションでは囲みません
文字を太字にする
1 2 3 4 |
'文字を太字にする Range("A1").Font.Bold = True |
Font.Boldプロパティに、Trueを設定します。
元に戻したい時は、Falseを設定します。
文字を斜体にする
1 2 3 4 |
'文字を斜体にする Range("A1").Font.Italic = True |
Font.Italicプロパティに、Trueを設定します。
元に戻したい時は、Falseを設定します。
文字に下線を引く
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
'下線 Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleSingle '二重下線 Range("A2").Font.Underline = xlUnderlineStyleDouble '下線(会計) Range("A3").Font.Underline = xlUnderlineStyleSingleAccounting '二重下線(会計) Range("A4").Font.Underline = xlUnderlineStyleDoubleAccounting |
下線は4タイプあるのですが、下の実行結果を見た方が、違いが判ると思います。
【実行結果】
文字に取り消し線を引く
1 2 3 4 |
'文字に取り消し線を引く Range("A1").Font.Strikethrough = True |
Font.Strikethroughプロパティに、Trueを設定します。
元に戻したい時は、Falseを設定します。
文字を上付き・下付きにする
1 2 3 4 5 6 7 |
'文字を上付きにする Range("A1").Font.Superscript = True '文字を下付きにする Range("A2").Font.Subscript = True |
上付き・下付きがピンとこない人は、下の実行結果を見てください。上付き・下付きの意味が分かると思います。
【実行結果】
スペルが似ててパッと見わかりにくいのですが、上付きはSuperscript、下付きはSubscriptにTrueを設定します。
元に戻したい時は、Falseを設定します。
文字の色を設定する
1 2 3 4 5 6 7 |
'定数で赤を設定 Range("A1").Font.Color = vbRed ' 'RGB関数で赤を設定 Range("A2").Font.Color = RGB(255, 0, 0) |
Font.Colorプロパティに色を設定するのですが、2通りの設定方法があります。
エクセルにすでに用意されている定数(色の値が設定されている)か、RGB関数を使用して色を指定します。
RGB関数は、R(RED:赤)、G(GREEN:緑)、B(BLUE:青)の3つの値を指定することで、色を指定します。
カラーに関しては、VBAカラー一覧(組み込み定数、RGB値)でまとめているので、色選びの参考にしてください。